「人と話すのが苦手…」「私はコミュ障だから…」
とコミュニケーションに苦手意識を持つ方は意外と多いはず。
僕自身もかつては人と話すのが苦手で誰かと二人きりになるのがとても怖く、なるべくそうなるような機会を避けていました。
不意に襲ってくるあの沈黙が耐えられないんですよね…
それで話題を探そうとあたふたした挙句、ベストなものが見つからずに撃沈。
なんてのがあるあるです。笑
しかしそんな僕でもあることに注意するようになってからは、会話への苦手意識が徐々になくなっていきました。
今では二人きりになっても全然平気になり、むしろその時間を楽しめるまでに。
インターネットが発達し、直接のコミュニケーションの重要性が薄れてきている現代。
とは言ってもやはり本当に大切な人や仲良くなりたい人とは、直接対面で会話をしてその関係をより良いものにしたいはず。
そこで今回は、自分の話をするのが苦手な方向けに、人と会話する際に役立ってくれると感じる5つのテクニックを紹介していきたいと思います!
- 「コミュニケーション能力を上げたい」
- 「二人きりになると頭が真っ白になってしまう」
- 「会話中に気をつけることを知りたい」
こんな方にぜひチェックしていただきたい内容です。
それでは早速いきましょう!
自分の話をするのが苦手な方向けの会話ヒントまとめ
本質:「相手に焦点を当てる」
「相手に焦点を当ててあげる」
どの会話術の本でも述べられていますが、これがより良い会話をするための前提条件になります。
かつての僕自身もそうでしたが、会話が苦手な人は
「自分が何か話さなきゃ!」「何か面白い話をしないと!」と考えがちです。
何かいい話のネタを探しているんだけど、見つからないから永遠に話しかけることができない…
なんてことに陥ってしまうんですよね。
しかも自分の面白い話をするためには相当なエネルギーや技術が必要であるのに関わらず、実はそれは相手にとって「面白い会話」をする上で逆効果になる可能性も高いです。
というのも人間は自分に最も興味を持ち、常に自分のことを「わかってほしい、認めてほしい」と思っている生き物だから。
これは承認欲求と言われたりもしますよね。
つまり自分のことについて喋らせてくれる人や自分に興味を持ってくれる人を、人間はみな心の中で求めているのです。
「話していて楽しかったです!」という感想を持つのは、得てして話を多くしていた方というのが世の常だったりします。
そのため自分の面白い話をすることよりも、相手の話を聞いてあげることや話を引き出してあげることがすごく重要です。
「聞き上手はモテる」とよく言われますが、これは人間の性質を考えると当然のことなのかもしれません。
さてここまで相手に焦点を当てて話を聞くことの大切さを説明してきましたが、次からは相手の話を聞く上で実際に役に立つテクニックを紹介していこうと思います。
5つの会話テクニック
⒈ 否定しない、共感の姿勢を見せる
超基本ですが、やはりこの否定せずに共感するというのはめちゃくちゃ大事。
せっかく自分の話をしたのに、それを
「いや違うと思う」「私は好きじゃない」
などと否定されたら、空気がたちまち悪くなり、その場の雰囲気は地獄へと変わります。
これを避けるために、相手の話は否定せずひたすら共感の姿勢を持って相手の話を聞くことが大事。
仮に自分がつまらないと思うことでも、相手はそのどのような点に魅力を感じるのか。
これをその人の気持ちになって真摯な関心を向け続けることで、相手が話していて楽しい環境を作り出すことができます。
ここでは他者の立場や心情に思いを馳せることが求められるとも言えます。
やはり何事においても「想像力」は重要です…
⒉ 質問しまくる
相手に話してもらうためには質問することも必要不可欠です。
自分が質問する立場になるとわかると思うのですが、質問するためには相手の話をしっかりと聞く必要があります。
というのも話半分で聞いていては決して良い質問をすることはできませんから。
このちゃんと話を聞こうとする姿勢は自然と相手にも伝わります。
「この人は私の話に興味を持ってくれている」
と思ってもらえれば、相手はますます気持ちよく自分の話をしてくれるでしょう。
実際これはとくダネを求める新聞記者が取材相手に使うテクニックだったりもします。
やはりちゃんと相手の話を聞いた上で、気になったことをどんどん質問するのは強いです。
⒊ 褒める
褒められて悪い気になる人はまずいません。
たとえ嘘っぽいと思ったとしても、少しは気分が良くなってしまうのが人間というもの。
同じ話をしても、反応が「へーだから何」なのと「まじか!すごいね!」なのでは、受ける印象が大違いですよね。
褒められて気持ちが乗ってきた相手は、ますます自分の話を積極的にしてくれるようになります。
実際これはお偉いさんを相手にするホステスの世界では常套手段です。
同じように小さなことでもどんどん褒めてあげることを意識しながら会話に臨んでみるのがおすすめ。
すると相手の表情やテンションの違いに気づけること間違いなしです。
⒋ リアクションは大きめに
話していて相手の反応が薄いと、「この人、私の話ちゃんと聞いてるのかな?」とだんだん不安になってきますよね。
こうなることを防ぐため、極力リアクションは大きめにとったほうが良いです。
バラエティ番組の司会者なんかは、ゲストの話を聞いている時のリアクションが大きい人が多いですよね。
「私はあなたの話に興味津々です!」ということを相手に伝えるために「へーそうなんだ!それでそれで!」と相槌を大きくとったり、
相手のことをしっかりと見ながら何度も頷いたりすることで、自らの関心をしっかりと示すことができます。
初めのうちは少し恥ずかしいかもしれませんが、続けているうちにだんだん慣れてくるので、ぜひ会話に取り入れていただければと思います。
⒌ 自分の話はほんの少しだけ
相手の話を聞くのと自分の話をする割合は「9:1」くらいの意識でやるのがおすすめ。
あくまで会話の主役は相手。
この意識を持つことが、相手にとって良いコミュニケーションをする上では大切です。
自分の話をするのは相手が一つの話題を話し終わって、少し沈黙が訪れた時に新たな話題を提供する時くらい。
あくまで自分の話は、相手の話題を引き出すために使うことを意識して会話に望むことが大事です。
相手が自分の話に心から興味を持っていそうなら、しっかりと話してあげるのも重要。(そこはあくまでバランスです)
まとめ
今回は、自分の話をするのが苦手な方向けに会話で役立つ5つのテクニックを紹介してきました!
人との会話を楽しむことができるようになると、人間関係を楽しむことが可能になり、間違いなく人生が変わります。
キーワードは「相手に焦点を当てること」
自分があれこれ話す必要はありません。
これなら自分のことを話すのが苦手という方も、相手の話を引き出すことならできる気がしてくるはず。
何事も慣れが大事なので日常からどんどん試していってもらえればと思います!
この記事が、皆さんの会話に対する意識が変わり、人と話す様々な場面を楽しめるようになる一つのきっかけとなれば幸いです!