生きていく上で他人と接することが必要不可欠なこの社会。
そんな中においては絶対に人から嫌われるよりも、好かれていた方がお得なのは間違いないでしょう。
人から好かれたり、愛されることには、
- 出会いと情報が増える
- 人から助けてもらえる
- 異性からモテる
など様々なメリットがあります。
しかし人から好かれるには、天性の愛くるしさや憎めない気質といったどうしようないものが関わってくると考えてしまいがち。
たしかにそうした面が大きく関係しているというのは事実でしょう。
ですが諦めてはいけません!
好かれる人の特徴を押さえることで、関わる人に好印象を与えて意図的に好かれることが可能であるのも事実。
そこで今回は、多くの人に好かれる「愛されキャラ」になるための方法について、主に心理学の観点からまとめてみました!
人からなるべくなら好かれたい方や人間関係に悩んでいるという方にぜひチェックしていただきたい内容です。
それでは早速いきましょう!
「愛されキャラ」になるための方法7つ
⒈ 自分から好意と関心を向ける
「愛されキャラ」になる上で、自分から好意と関心を向けるというのがシンプルながらもとても重要になります。
人は自らの自尊心を満たしてくれる人を良い人だと評価します。
実際多くの人に好かれる人は、これが自然とできていることが多いです。
というのも、人間は「返報性の原理」という心理原則に基づいて行動しているから。
この返報性の原理とは、相手にされたことと同じようなことを自分も返さなくてはと無意識に考えてしまう心理のこと。
友達からお土産をもらったら次は自分の返そうと思ったり、店員に無礼な態度を取られるとこっちも無愛想に返してしまいたくなるのもこのためです。
そこでこの返報性の原理を利用して、こっちから先に好意を向けることで、相手から好かれることができるんですね。
好意を向けられると、自然と自分も好意を向けたくなるのが人間の面白いところ!
好意を向けるコツ
他者に好意を向けるのが大事といっても、なかなか好きになれない人がいるのも事実でしょう笑
そんな時は少し考え方を変えてみるのが有効だったりします。
「どんな人にも必ずいい面は存在する」
このように考えることがとても大事。
すごい嫌な奴の性格も捉え方を変えれば、その人の長所になり得ます。
実際自分が嫌っている人も、必ずその家族や友人などからは好かれているということがほとんどです。
「皆から好かれる人は、誰も嫌わない」
このことを念頭に、接する人に対してまずは自分から積極的に好意を向けていきましょう。
⒉ 相手の話を聞く
人間には自分の存在を誰かに認められたいという欲求が誰しも少なからずあります。
いわゆる承認欲求というやつです。
そしてこの欲求を満たしてくれる相手に人は好印象を抱くと言われています。
これを可能にするのが、相手の話をひたすら「聞く」という行動です。
聞き上手がモテるというのも、この人間の性質上当然のことだったんですね。
相手の話したことを決して否定せず、真摯にその内容を受け止めることに努めます。
その際はなるべく相手の感情や真に言わんとしていることに共感を示すことが大事。
人間は圧倒的に論理よりも感情を重視する生き物です。
正論のアドバイスをくれる人よりも、自分の話を聞いてくれる人や気持ちをわかってくれる人を好きになります。
必要なのはただひたすらに「聞く」姿勢。それだけです。
関連:【相手に焦点を当てる】無理なく会話を続けるのに役立つテクニック
⒊ 悪口を言わない
悪口や陰口を言わないということも、当たり前のようですが意外に重要です。
他人の悪口を言っている人を見ると、その矛先が自分に向いた場合を無意識に考えてしまうのが人間というもの。
その場ではスッキリしたような気分になれ、いい話のネタともなる他人の悪口ですが、実は言った人の首をじわりじわりと締めてくるのが恐ろしいところ。
いつの間にか周りの人にマイナスの印象を与え、気づくと誰も周りにいないという最悪の事態を招きかねません…
今後は絶対に人の悪口を言わないようにしましょう。
タバコと同じく「百害あって一利なし」です。
⒋ 笑顔を心がける
表情はその人の印象に大きな影響を及ぼします。
いつも無表情で何を考えているかわからない人に対して、話しかけるのはハードルが高いですよね。気分を害して怒らせてしまったら大変です。
一方微笑んでいることが多く、いつも楽しそうな人には比較的話しかけやすいです。
悪口を言っている人は自分にマイナスの影響を与える恐れがあるため、距離を取りたくなるのが人間ですが、
逆に自分にポジティブな影響を与えてくれそうな人には、自然と近づきたくなるのもまた人間の心理です。
「笑顔」はある種そのことの意思表示となって、多くの人を引き寄せるのに役立ってくれます。
自然な無表情よりも不自然でも笑顔を!
⒌ 目線に注意する
目線はその人の関心のありかを示す大きな手がかりです。
人間は無意識に相手の目線から、その人が自分に興味を持ってくれているかどうかを判断しています。
視線が「自分」、すなわち手元のスマホや本などに行っている人からは「今話しかけないで」オーラが出てしまいます。
これを避けるためにも、視線はなるべく相手に向けるよう意識することが大事です。
好きな人、仲良くなりたい人に対してならなおさら。
「私はちゃんとあなたに関心があります!」
と目で無言のメッセージを送ることで、お互いの距離が自然と縮まります。
自分で自分を檻に閉じ込めてしまうことが無いよう、目線には気をつけていきましょう…
⒍ 最低限の礼儀と清潔感を持つ
これらも人に好印象を与えるためにはすごく大事な要素です。
礼儀
まず礼儀は非常にコスパが良いものです。
簡単な挨拶や感謝の言葉をもらって、悪い気持ちになる人はいないのではないでしょうか。
なんなら言った側も、そんな自分を少し好きになれたりすらします。
またここでも「返報性の原理」が出てきますが、礼儀正しい振る舞いをされると、自然とこちらも礼儀正しい振る舞いで返したくなるのが人間です。
他人のためのようでありながら、自分にも利益をもたらしてくれ、それでいてお金もかからない。
そんな「礼儀」をぜひ大切にしてみてください。
関連:【相手でなく”自分のため”】礼儀を良くすることのメリット3選
清潔感
また見た目の「清潔感」も言わずもがな大切です。
見すぼらしい格好の人とは一緒に居たくありません。なぜならそのような人といると、自分の評価まで下がってしまうから。
自分のためだけではなく、一緒にいる相手のためにも見た目には気をつける必要があります。
また体臭のケアも忘れてはなりません。
キツい体臭はある種の暴力です。それだけでその人の印象をガタ落ちさせる威力があります。
どんなに笑顔で印象が良さそうでも、嫌な匂いがする人には近づきたくないですよね。
匂いは我々の本能レベルで影響を与えてくるスゴいものです。笑
くれぐれも自分はそんなことにならないよう、最低限の体臭ケアをしていきましょう。
⒎ ありのまま、自然体でいる
これまで相手に焦点を当てたものばかりでしたが、ありのままの自分をしっかりと出すことも大事なことになります。
常に人の気を伺ってばかりで全然本心を見せてくれないような相手に対しては、自然とこちらも警戒心を抱いてしまって仲良くしようとは思えないでしょう。
自分が思ったことややりたいことは遠慮せずにはっきりと口に出す。
これと相手に気を向けることを絶妙なバランスでやっていくことが、真の「愛されキャラ」になるにはとても大事です。
残念ながらここに絶対の正解はないので、各々でベストな塩梅を探っていくという努力をしていかなければなりません。
関連:【自分嫌いだった僕が語る】自己受容の3つの具体的な実践方法
おまけ:「嫌な人」からは離れる
これまで人から好かれるための方法を見てきましたが、実際問題どうしてもこの人とは仲良くなれない、生理的に受け付けないと感じてしまう相手もいることでしょう。
そういった人とは無理に仲良くなろうとする必要はありません。
あくまで誰と仲良くするかを決める決定権は、常にこちらにあるべきです。
自分が苦手な人から好かれるのって正直キツいですよね…
そんな人と一緒に時間を過ごしても、お互い何も利益がありません。
「嫌いな人からは自分から距離を取っても良い」
このことを踏まえた上で、これまで紹介してきたことを実践していただければと思います!
まとめ
今回は、人から好かれ「愛されキャラ」になるための方法を7つ紹介してきました!
人に好印象を持ってもらうのは意外と難しいことではありません。
ポイントは相手の自尊心を満たしてあげられること。
そして人から好印象を持ってもらえることは人間関係はもちろん、仕事やメンタルなどにプラスの影響を与えてくれます。
今回紹介した行動を実践してもらえれば、確実に相手からの好感度を上げられること間違いなし。
自らにとって理想の人付き合いができるように頑張っていきましょう。
この記事が、皆さんの人間関係の向上に役立ち、より良い人生を送る一つのきっかけとなれば幸いです!