就職活動。
それは学生にとって一つの大きな通過儀礼と言えるでしょう。
僕自身、就職留年を含む2年間就活というものをしました。
が、いかんせん苦手だった…笑
(大学は早稲田で世間的にはいわゆる高学歴なのに、これだからタチが悪い笑)
自分なりに全力を注ぎましたが、思い通りの結果が得られずそれなりに失望しました。
そこで今回は、そんな僕の就活での失敗談を赤裸々に紹介していきたいと思います!
この経験が現在にどう活きているかの振り返りもあるので、もしかしたら今同じような経験をしている方の励みになるかもしれません。
それでは早速いきましょう!
就活の失敗談とそこからの教訓
全く受からん笑
初めの年は周りに合わせてとりあえず銀行、保険、カードとかのいわゆる金融系を中心に受けてみました。
僕がいた早稲田法からは結構こうした業界に進む人が多いです。
あとはお堅いところ。インフラとか半官半民企業みたいな(今振り返ると、とりあえず安定を欲していたようです笑)
2年目はとりあえずいろんな業界。でも基本的にいわゆる「クリエイティブ」な業界を中心に。メディア、出版、広告、エンタメ、メーカーなどなど。
もちろん大企業と言われるところは受けましたが、それ以外にも全然聞いたことのない中小、ベンチャーも受けていました。
(ここではなんであなたみたいな優秀な人がうちに来たのという「逆学歴フィルター」も感じました。「ここに自分は求められていないんだな、ここでも馴染めないんだな」という感覚があった)
けど全く受からん。
ES通っても一次面接でほぼ落ちる。
二次面接に進んだのが本当に数える程。
もちろんそこで落ちる笑
いわゆる「お祈りメール」を見ても「あーはいはい」みたいな感じで特に何も感じなくなっていました笑
そんなに印象が悪い感じもしていなかったと思うのですが笑
(学歴があれば仕事はもちろん、金銭的な面など何だかんだうまくいくという幻想の崩壊)
「自由」すぎたのかもしれない笑
僕の中にあるどこか変わったところを見抜かれていたのかもしれません。
(そう考えると面接官様は優秀だ笑)
面接官を務めたことがある友達曰く、組織の中で一緒にうまくやれるかというのをまず第一に見るとのこと。
ここに関してはそれなりに多くの就活生を相手にしていると感覚的にわかってくるのだとか。
そう考えると僕は「自分を偽る」というのがすこぶる苦手な素直でまっすぐな可愛い人間だったようです。笑
自分自身何がやりたいかはっきりしていなかった。
面接では例に漏れずとりあえず(と言いつつもそれなりに)準備していったガクチカや志望動機、自己アピールを話しました。
ここの話し方に問題があったのかもしれません笑
相当無愛想とかつまらなそうに喋っていたとか。
でも基本誰しもみんなやりたいことなんかなくて、とりあえず企業名とか給料とか安定を求めて受けてるんじゃないのかとは思っていました。
とりあえず自分の周りはそうだった。
というか今考えると、たかが大学3、4年の段階でたしかな自分の人生の道を描けている方がおかしいってもんでしょう。
ほとんどがついそこらまでサークルとかでワイワイ遊んでいただけなのだから。
(大の大人でもここらへんはなあなあでやっている人の方が大多数なのですし)
一人が好き。
サラリーマンで重視される要素にチームワーク力があると思います。しかし自分にはこれが絶望的になかった笑
たしかにガクチカでチームで頑張った経験を聞かれていたなあと思います。
これを求められて話している度に、自分の本領を全然発揮できていない感覚はありました。
個人的には一人で何かを突き詰める系のことを得意としています。
また協調性が高すぎる(?)ゆえか周りを気にしてしまって、グループワークになると何も話せなくなってしまう。
どうやら集団で何かをするということが圧倒的に向いていない人間であったようです笑
楽しくなかった。
これは根本的な問題だからどうしようもないですが、就活という一連の流れに全くなじめなかった。
(ここにプラスして高学歴ゆえの期待値の高まり過ぎがあったと思います。せっかく良い大学に入ったんだから、それなりの企業に入社しないとという意識がどうしても出てきます)
面接官の方には申し訳ないと思うけど、何回も面接を直前でブッチしました。
スーツまで着たりして準備していたのですが、本能的に体が求めていなかったんですよね。
自分を偽っている感覚が気持ち悪かったし、あの時間がとても苦手でした。
今思い返すと面接はもちろん、仮に受かったとしてもそこで働いていくという未来に対しての拒絶反応のようなものだったのかもしれません。
大規模なことをやるのに興味が湧かない。
自分が本当に興味があることと企業で求められる要素とのギャップというものも感じていました。
これは個人的な要素が大きいかもしれませんが、街づくりとか大金を動かすということにあまりピンとこない自分がいました。
会社のサービスを広めたり、技術革命をもたらすといったことも。
それよりも自分が持ってるものを活かして、格好つければ自らを表現できるようなことがしたかったのだと気づけました。
(自分が感じたこととか人の内面の動き、個人としてどう生きるかということに関心がある)
今となってはどこにも受からなくて良かったと思っている。
こうしたことはそれまで自分でろくに考えず、ただ周りが良いと言うものを追いかけてきたことの代償だったのかもしれません。
しかしそんな中でも、やりたくもないことを月から金までやって過ごしていられるほど人生は短くないということにも気付かされました。
というのも周りの就職した人たちが全然楽しくなさそうなんですよね。
実際僕の周りにはとりあえず入社したものの、現状に対していまいち納得ができずに悶々としている人が多くいます。
仮に入れたとしても、面接すら通らない人間だったらなおさらでしょう笑
自分はむしろどこの企業にも入れなかったというある意味で崖っぷちな状況だからこそ、改めて自分にできることや価値観を見直すことができたと思っています。
こうして今のように会社に頼らず自分一人の力で、フリーランス的な形で稼いで生きていくという自分にベストな道に進むことができたと思っています。
好きな時に好きな場所で働ける。自由、最高です。
まとめ
今回は、就活の失敗とそれでも良かったことを僕の経験を紹介してきました!
就職活動に失敗することは、人生の大きな挫折と感じられるかもしれません。僕自身、その時はそれなりに落ち込んだし、無力感を味わいました。
しかしここで失敗したことで、自分自身を見つめ直す時間が生まれたのも事実です。それは苦しい過程でしたが、そのおかげで本当に自分がやりたいことや、自分にとって何が大切なのかを再確認することができました。
仮に失敗したとしても、自分について理解できてそれが早かったと思えばいいんです。
どうせ入れてても途中でギャップを感じていたに違いないのですから笑
もしあなたが今、就活で悩んでいるなら、どうか自分を責めないでください。失敗は一時的なものであり、それが人生の終わりではないのだから。
世界は広いので大丈夫です。
この記事が、就活で悩む方にとって何かしら肩の荷が降りて、もう一度がんばろうと思えるための一助となれば幸いです!