「自分は内向的な人間だからダメだ…」
と苦しんでいる方は多いのではないでしょうか。
実際、僕自身も自分が内向的なことをマイナスに捉え、周りと同じようにできないことに悩んでいた時期がありました。
内向的な人と外向的な人の割合は約 3:7 であると言われており、内向的な人はこの世の中で少数派ということになります。
そのため世の中が外向的な人が生きやすいように作られていくことは当然であり、その中で内向的な人は周りと違う自分に劣等感を抱いてしまいがち。
しかし、実は内向的な人は外向的な人にはない長所や才能を持つということも分かっています。
歴史的に名を残す人や一流、天才と言われる人には内向的な人が多いというのも事実なんだとか。
そこで今回は、内向的な人が持つ長所や才能についてご紹介した上で、自分が内向的か外向的かをしっかりと判別する方法も合わせて紹介していきたいと思います!
- 「内向的な自分を好きになれない…」
- 「自分に自信を持って生きていきたい」
- 「自分が内向的かどうか知りたい」
こんな方にぜひチェックしていただきたい内容です。
それでは早速いきましょう!
関連:【そもそも内向型って何?】そのルーツや特徴がわかる記事はこちら
内向的な人の5つの強み
⒈ 集中力が高い
内向的な人は一つの物事に集中する能力が高く、周りの情報を遮断して目の前のことに没頭することができます。
その対象が自分の好きなことや興味があることであれば、集中はなおさら高まります。
趣味に時間も忘れて没頭し、いつの間にか夜になっていた。
なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この集中力を自分の才能を活かすことに向けることができれば、他の人との差別化を図る上で大きな武器となります。
常人よりも高い集中を発揮できることは、必ずあなたの人生の助けとなってくれます。
⒉ 共感力が高い
相手をよく観察して、その気持ちを想像することができる内向的な人は、相手の気持ちに寄り添うのが得意。
自己の客観視や自らの感情に日頃から意識を向けているからこそ、相手の一つ一つの細かい動作などからその内面に想いを馳せることが可能なんですね。
その時々で相手の心情を読み取り、適切な言葉を選んで声をかけられることはすごい能力です。
この共感力は仕事や恋愛、友達付き合いなど様々な人間関係で役に立ってくれること間違いなし。
⒊ 傾聴力がある
自分のことをあまり話したがらない内向的な人は、逆に相手の話を聞いた上で話題を引き出し、話し手の調子を上げていく能力に長けています。
自分はただ話を聞いているだけなのに、相手はすごく楽しそうで、満足感を感じているという経験がある方も多いのではないでしょうか。
そういう時はきまって相手は
「お話していて楽しかったです!」
という感想を抱きがち。
人は自分の話を聞いてもらえると、幸福感を感じる生き物です。
巷のコミュニケーション術に書かれた本では「傾聴力」の大切さを説いているものがほとんど。
それだけ相手の話を聞くことはコミュニケーションにおいて重要なんですね。
その能力が元から備わっている内向的な人間は、ちょっとすごいと思えてきますよね。
⒋ 継続力がある
内向的な人は常日頃から自分を制してコントロールする癖があるため、1つの物事を続ける継続力が高いです。
「自分がやると決めたことはやらないと気持ちが悪い」
と感じる内向的な人は多いのだとか。
良い人生を送るためには、感情に流されずに日々やるべきことをコツコツと積み重ねていくことが必要不可欠です。
そんな継続力を生まれつき持っている内向的な人は、人生で成功を収めて、充実した人生を送れる可能性が高いと言えるでしょう。
⒌ 創造性が高い
内向的な人は人と話す代わりに、頭の中で自分と会話をしていることが多いです。
この頭の中で連続する思考は、時に大きなクリエイティビティを発揮します。
普通の人には思いもよらないようなアイデアを考えたり、斬新な切り口で物事を見れることはよく周りの人を驚かせます。
問題の別解を考えたり、常識に囚われない自由な発想で思考することに楽しみを感じるという方も多いのではないでしょうか。
時にその表現方法は絵画や音楽などアーティスティックな方向へ向かうこともしばしば。
AIが普及して、これからは処理能力よりも人間独自の創造性が重んじられる風潮の中で、内向的な人はより活躍できる可能性を秘めていると言うことができます。
内向的な人の特徴
以下では内向的な人によく見られる特徴として上げられるものを見ていきたいと思います。
自分が当てはまるかをチェックしていくことで、自己理解の助けとしていただけばと思います。
それで早速いきましょう!
おとなしくて静か
「内向的な人」と聞いてまず思い浮かぶものの代表格がこれですよね笑
たしかに内向的な人は口下手でワイワイするのが苦手な場合が多いです。
というのも内向的な人は内部に向かって深く考えていることが多いから。
側から見ると寡黙でも、頭の中ではわちゃわちゃと一人で会話が繰り広げられていることが多いです笑
一人でいられる
長時間一人でいることができるかどうか考えることが、内向的か外向的かを判断する上でとても有効。
前提として内向的な人は一人でいることを好み、外向的な人はみんなでいることを好みます。
これは内向的な人と外向的な人では、持っている神経が違うことが原因といわれています。
内向型の人と外向型の人の違いを踏まえて
内向的な人は外界の情報に対し、敏感で疲れやすいという一方で、外向的な人は周囲の刺激を楽しみ、そういった情報に触れることで、むしろ元気になることができます。
内向的な人が人混みにいると、人の視線や反応を感じ、ドッと疲れてしまうのはこのためです。
刺激に敏感に反応してしまう内向的な人は、一人でいることでリラックスし、エネルギーをチャージします。
言い換えると、一人の時間なしでは生きていけないのが内向型。
一方外向的な人は人と話し、刺激を受けることでリラックスし、エネルギーをチャージします。
外向的な人の中には「3時間以上一人でいることができない…」なんて人もいます。
これらはどちらが良い悪いという話ではなく個性の問題です。
自分は一人の時間をいつまでも楽しむことができるか、それともすぐ誰かと会いたくなってしまうかどうか。
これを確認することで、自分が内向的な人間かどうかがわかります。
人の目が気になる、人目を避ける
外の刺激に敏感に反応してしまう内向型は人の目に晒されることが苦手。
賑やかな所では自分の思考が邪魔されるような感じがして、あまり居心地が良く感じられないんですよね笑
パーティーや飲み会にいてもまったく落ち着けないことが多いです。
そんな場にいると疲れ果ててしまい、気づいたらトイレの個室にこもっていたなんてことも笑
よく考えてから行動する
場当たり的に動くのを避ける傾向があります。
「自分がこうすると、ああなってこうなってあの人にこういう影響が出るな」
などあれこれ先のことまで考えてしまうんですよね。
よく言えば慎重で堅実とも言えますが、裏を返せば行動力に欠けると見られがちだったりします。
性格診断テストを受けてみる
これまでいろいろ内向的な人の特徴を挙げてきましたが、結局自分が内向型かどうかを判断するのには性格テストを受けてみるのが早かったりします笑
性格診断はあくまで傾向を見るものなので全てを鵜呑みにしてはいけませんが、内向的かどうかの判断基準にすることはできます。
世の中に数多く存在する性格診断テストの中でも特に信頼度が高いと言われ、個人的にも推しているのが「16Personalities」
自分が内向型か外向型か以外にも、様々な観点から自分の性格を客観的に示してくれる優れものです。
内向型の人におすすめの動画
内向型の専門家であるスーザン・ケインさんがTEDで講演している動画。
自分の中に潜む才能に気づかせてくれるような力があります。
この方の主張は僕自身かなり目からウロコだったので、今現在悩んでいる方はぜひ見ていただければと思います。
まとめ
今回は、内向的な人の5つの長所を紹介してきました!
内向型の一見マイナスな点にも、実は優れた能力が隠されています。
自分が内向的であることを認め、むしろそこに価値を感じられるようになると、日々を生きるのがすごく楽になります。
何かと人の目が気になってしまう内向型ですが、一番自分のことを見て自らに評価を下しているのは自分自身です。
自己受容をすることで、自分に優しくなり、常に自分にポジティブな気持ちを持つことができれば、人生は間違いなく楽しくなります。
この記事が、内向的なことで悩む方が自分を認めてあげられるようになり、人生を変える一つのきっかけとなれば幸いです!