【相手でなく”自分のため”】礼儀を良くすることの3つのメリット【礼儀はなぜ必要なのか】

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日常生活を送り、人と関わっていく上で何かと大事にされている「礼儀」

正直、「めんどくさい」「くだらない」「意味あるの?」

と思われている方も多いのではないでしょうか。

相手が無礼だったら、こっちばかり礼儀正しくしても意味がなく、何なら損してるとも考えてしまいがち。

しかし人に対して礼儀正しく接することで、実は自分にとってプラスになることが多々あります。

実際、お金持ちや成功者には礼儀正しい人が多いとも言われています。

礼儀にはもちろん周りに与える良い影響を与える効果があるのですが、特に興味深いのが実は礼儀が相手でなく自分のためになるということ。

そこで今回は、礼儀正しくいることで、自分にとってメリットになることにスポットを当てて紹介していきたいと思います。

  • 礼儀のメリットを知りたい
  • 「礼儀なんて意味あるの?」と考えている
  • 成功者の考え方に触れたい

そんな方にぜひチェックしていただきたい内容です。

それでは早速いきましょう!

礼儀を良くする3つのメリット

⒈「無礼」の膨大な損害を回避できる

まず前提として、人間には「返報性の原理」というものがあります。

これは相手にされたことをそのまま返したくなってしまう人間の心理原則のこと。

バイト先の子からお土産をもらったら自分も返したくなるし、コンビニの店員に無愛想な態度を取られたら自分も同じように返したくなる方は多いはず。

この返報性の原理と礼儀を組み合わされると、次のことが言えます。

「人間は礼儀正しくされた人には、礼儀正しく接してしまう」

優しく丁寧な対応を相手からされたら、自分もその人には同じように物腰柔らかく相手に悪い気を起こさせないように振る舞ってしまうのが人間というものです。

つまりこれは見方を変えると、自分が先に礼儀正しく振る舞うことで相手から無礼に振る舞われることを防ぎ、そのデメリットを避けることができるということ。

ちなみに無礼な態度を受けることにより生じるデメリットは次の通り。

  • ストレスを受ける
  • 生産性が下がる
  • 認知能力が下がる
  • 経済的損害を受ける
  • 病気のリスクが上がる

礼儀正しく振る舞うことで、間接的にこれらの損害を回避することができるんですね。

こんなにも多くのデメリットを避けられるのなら、礼儀正しくある方が絶対に得が大きいです。

「自分の振る舞い一つで相手の行動を変えられる」という意識を持つことも、この恩恵を受けやすくしてくれます。

あとは単純に相手に親切にすることで、自らの幸福度を高められるというのもデカいです。

礼儀正しく振る舞うと相手がいい気分になるだけと思いがちですが、実はそのような行動をできる自分へのセルフイメージが高まるということもわかっています。

その幸福度はされた側よりも、した側の方が大きいのだとか。

このメリットも享受しないわけにはいきません…

⒉ 精神的な安寧が得られる

一見形式的で意味のない「礼儀」の大きなメリットの一つはここにあります。

礼儀正しい行動は、自己コントロールや自己規律の表れです。

つまり、それに従えばいついかなる場面でも同じような立ち振舞いをできるということ。

これによりどんな相手に対しても「自分のペース」に持ち込んだ上で、応対ができるようになります。

茶道においても、同じ行為をひたすら反復練習するのは、いちいちあれこれ考えないでその振る舞いができるようにするためです。

これによってある種のマインドフルネスな状態になって、常に落ち着いた気持ちで自分の行動をこなすことができます。

スポーツ選手にもパフォーマンス前の決まったルーティンを持つ人は多くいますよね。

これを普段の状況にも応用することで、くり返しのルーティンから自己規律や精神的な安定感を享受することができます。

⒊ チャンスが回ってくる

これは実際の場面を想像してみるとわかりやすいです。

同じような能力を持った人間2人がいたとして、片方は誰に対しても応対が良くて高感度抜群、もう片方は挨拶もろくにできないで常に自分の殻にこもったような人。

人間の心理を考えると前者に良い仕事を回したり、出世させたくなるのは明らかです。

当たり前かもしれませんが、普段の礼儀というのはこういった時に活きてきます。

いつもが無愛想だとどうしても冷遇を受けてしまいます。これも人間が関わることなので、仕方がないと言えば仕方がないことです。

やはりこのような仕事や人間関係におけるメリットを取りこぼさないためにも、日頃から上司や同僚、部下に対する最低限の礼節を意識しておくのがベターと言えるでしょう。

相手から親切にされる、「おまけ」をもらえる

こちらも「返報性の原理」が関係してきますが、人は礼儀正しくされるといい気分になります。

少なくとも礼節のある態度を取られて、不快感や憤りを感じる人はいないはず。

すると人は不思議と相手に対して親切に接したり、場合によっては利益をもたらすような行動を取りたくなるものです。

そしてこうした態度を受けると、結果としてこちらもいい気分になることができます。

逆に相手に無礼な態度を取ると、こういった恩恵を自ら手放すことになってしまうので注意したいところ。

出会い

また周りに対して礼儀正しくいると、たまたま周りにいた人と繋がれる機会を持てることが多いです。

こうした偶然によってもたらされた出会いが、自分にとって思わぬプラスをもたらすということが人生には往々にしてあります。

いつやって来るかわからない、人生を大きく変えるような「出会い」

それをしっかりと享受できるようにしておくためにも、日頃から礼儀正しく振舞っておきたいところです。

まとめ

今回は、礼儀を良くすることで得られる3つのメリットを紹介してきました!

もちろん相手のためではあるけど、それと同等に自分にとってもメリットがあるのが礼節というものです。

逆に無礼な態度を取ることは百害あって一利なしとも言っても過言ではありません。

成功者の多くが礼儀正しいのにも大いに頷けます。彼らはこのことを誰よりも深く理解しているのでしょう。

もちろん礼儀は周りの人たちに良い影響を与えてくれるので、その点からもやはりやっておいて損はなしです…

礼儀には魅力もあれば利益もある

この記事が、皆さんの礼儀に対する意識を改め、日々の中でそのメリットを受けるための一つのきっかけとなれば幸いです!

参考文献:Think Civility「武士道」