INFPと相性抜群と言われるESTP。
その相性の良さは全組み合わせの中で最高とも称されます。
正反対だからこそ良い関係を築くことができるなんて言われたりもしますが、
「そんなこと本当にあるの?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかしこれが実際にあるんです!
あくまで僕自身の経験ではありますが、数少ない心を許せる友人の中でもとりわけ仲の良いやつがいるのですが彼が何を隠そうESTP。
一緒にいてとても楽で心地よく、相性が良いんだなと感じることがしばしばなんですよね。
たしかに一見正反対なんだけど異様に仲が良く、二人だけで遊ぶことはしょっちゅうでどこか旅行に行ったりすることもあります。
(これは女子同士だとよくあることかもしれませんが、男同士となるとそうはいかないものです笑)
また付き合っていて楽しいのはもちろん、それだけでなく生きていく上での気づきやヒントをもらえたりするのも面白いところ。
そこで今回は、INFPの僕が実際にESTPの人間と付き合う中で感じることを紹介していきたいと思います!
ただの仲良しアピールになるのは個人的に嫌なので、互いの特徴や長所が把握できるなど、読んで何らかのプラスになるように全力を尽くそうと思います。
それでは早速いきましょう!
INFPと相性抜群なESTPについて
ESTPの生態
話をわかりやすくするため、まずはESTPはどんな奴なのかについて見ていこうと思います。
彼を一言で表すと「陽キャの極み」です笑
ESTPのキャラクター像としてイメージしやすいのが学校生活において、クラスの中心で皆の視線を一心に受けてとにかく目立ちまくっているようなタイプ。
底抜けに明るく、誰からも好印象を持たれるような存在です。
しかも仮に暗めの人のことは相手にしないで仲間外れにしようとするタイプを「厳しい陽キャ」とするなら、ESTPはそうした暗めの人にも興味津々で自ら近寄り、さらにはみんなの輪に入れてあげようとする「優しい陽キャ」です笑
以下ではそんな彼について僕自身の経験も交えながら細かく紹介していきたいと思います。
異常な対人能力「社交性の塊」
ESTPの彼のコミュニケーション能力の高さは、僕から見ると異常です笑
まさに「コミュ力お化け」
この会話好きな性質は見ず知らずの人も対象となるのが凄いところ。自分から初対面の人に話しかけるのを全く苦にしないESTP。
一緒にレストランなんかにいても、何かと店員さんに絡んでいくような感じです。お酒が入るとこういうことをする人も多いですが、彼は全くのシラフの状態でこれをやっていくので驚かされます笑
(たまに人を人と思わないサイコパス的なところもありますが、本当に仲の良いやつにはちゃんと優しく接してくれます笑)
初対面の人と話す度に内心ヒヤヒヤしてしまう僕からすると「本当にすごいな」と毎度感心してしまいます。
また自分が一年とかをかけて仲良くなった相手と、会って一瞬で距離を縮めていく様子を見ると、すごいと思うと同時にどこか悲しくもなります笑
とにかく人と交流するのが好き
基本的に常に何か喋っているんですよね。
会話をしていると、よくそんなポンポン言葉が出てくるなあと毎度驚かされます。頭の回転が速いというのは確かでしょう。
その中では最近あったことや共通の友人の近況なども話してくれるので、彼の話を聞いているとここ最近の世間の様子をざっと知ることができるイメージ。
自分であれこれ話すのが苦手で、聞くのが好きな自分としてはとてもありがたいのも事実なんですよね。
どこで知り合ったのかこちらが不思議になるくらいに老若男女、国籍やバックグラウンドを問わずに色々な人とのエピソードを持っているのも面白いところ。
基本的に家の中にいて一人で何かしている自分には新鮮で刺激的な話であることが多いです。
INFPに欠けがちな現実に即した外の世界の話をしてくれるイメージ。彼の話を聞いていると現実世界に引き戻されます笑
こちらが本や映画、漫画アニメなどを通じて色々な世界を知ろうとするのに対し、ESTPの彼は実際に人と会って話をする中で、自らの世界を広げていくのが好きなように感じます。
人と会っていないと死んでしまう
僕の友人である彼が典型的すぎるのかもしれませんが、ESTPは一人でいることがとても苦手。
彼曰く2時間以上ひとりで家にいるということができないんだとか。よくわからないけどなぜか気分が悪くなってくるようです。
とにかくじっとしているのが苦痛なのだそう。なので基本的に本を読んだり、映画をじっくり観るということができません。笑
「眠る直前まで誰かと話していたい」と言っていたのが印象的。
ここも基本一人で家の中に引きこもって何かをしたり、あれこれ思考を巡らせたいと考える自分とは正反対です。
体を動かすことが大好き
屋外室内問わず、体を動かすのが大好きなESTP。
「ESTPは運動神経が良い」
というなんだか信じがたいけど、よく言われている特徴ももれなく彼に当てはまります。
そんなに練習もしてないのにバスケのフェイダウェイやら、卓球のチキータやらをできてしまうのが食えないところ笑
根本的に手先が器用なんですよね。
運動においては、何か修得するのにそれなりに時間をかける必要がある僕からすると羨ましい限りです笑
(彼自身なんでも一通りできるけど、結局は器用貧乏に終わってしまうのがちょっとした悩みでもあるそうですが)
エンターテイナー
人を笑わせたり、喜ばせるのが好きなESTP。サプライズなんかも大好きです。
暇さえあれば、モノマネやマジックなんかを練習したりしてます。笑
INFPの僕からすると「お前それ役に立つん?笑」と思うこともしばしばですが、彼にとっては大事なことのよう。
何事も真剣に取り組めるというのは素晴らしいことです笑
また遊びの計画なども率先して立ててくれます。
ドライブを企画したり、BBQパーティーを開催するなどなど。
この際、持ち前の交友関係の広さを活かして人を集めることができるのも凄いところ。
そのためイベントの幹事なんかをいつもやってくれています。彼と一緒にいると、自然と賑やかな輪の一員になることができます。
行動力と調整力
ESTPの彼は具体的なことに対する行動力がとても高いです。
やると決めたらあれこれ考えずすぐ行動に移します。
そのため僕が頭の中でふわあっと考えているようなことを、実際に形にしてくれるということが多いです。
例えば一緒に旅行に行く際も、こちらが「この景色が見たいわ」と言うと、飛行機や新幹線のチケットを押さえたり、大まかな日程調整なんかを進んでやってくれるんですよね。
INFPの僕はそうした実務的なことが大の苦手なんですが、彼はあまり苦にしないよう。
物事がさくさく進んでいくので、とても気持ちいいです笑
自分が大まかにぼんやりとしたアイデアや戦略を考え、彼にはその野生的な勘の下で具体的に現実に即した形にしてもらう。
こんな形で一緒に企画やビジネスなんかやったら強いんだろうなーと考えたりもします。
見た目を気にする(かなり)
ESTPの彼は自らの外見をより良くすることに余念がありません。
髪型や身に付ける服はもちろんのこと、筋トレや食事制限、時にはメンズメイクなんかもするぐらい。
(たまにどんなもんか気になって彼にやってもらったりもしますが、これが新鮮で楽しかったりします笑)
他者の外見にも関心が強いようで、僕の服装や髪型のちょっとした変化にも敏感に気づきます。
他者から「いかにカッコよく見られるか」というのが、彼自身が動く上での大きなエネルギー源になっているよう。そのためバリュエーションよりも、自分に似合うものなら同じような服をひたすら着ている印象。
INFPの僕も一応は外見や身だしなみに気をつけますが、それはどちらかというと自分が満足するためといった感じが強いです。
鏡に映る自分がみっともないものにならないようにするため、その時々に応じたファッションをすることで自己表現をするためなどなど。
ここでは両者の間で意識の対象が「外界」にあるのか「内側」にあるのかというのが大きな違いであるように感じます。
共通点とは
そんなINFPと正反対のESTPですが、これだけだとあまりに違いすぎて仲が良くなれるはずがありません。笑
やはりどこかで通ずるものがあるからこそ「相性抜群」と言われるんですよね。
ここで効いてくるのが、INFPとESTPで唯一共通する「P」(知覚型)の部分。
この点が一致していることで、正反対でも妙に仲良くすることができていると感じます。
以下ではそんな両者の共通点について詳しく見ていきましょう。
柔軟性のある思考
何事も否定せずに一度飲み込む「柔軟性」があるのは大きな共通点であると感じます。
自分と違うタイプには基本的に距離をとって自らの居心地を確保しようとする人間が多い中、ESTPはむしろ関心を持って近づき交流しようとします。
しかもこれがお情けなどではなく、心からの興味を持ってやってくるのが憎めないところ。
そのため基本的に他者に心を開かないINFPも、彼らにはガードを下げられてしまうことも多いです。
INFPのこちらも内心いろんな人について知りたいのですが、いかんせん自分から話しかけるのが大の苦手なんです笑
そして一度近付いて仲良くなれば、自らには無い要素だらけの相手に互いに興味を持って認め合うということになります。
(ここで最初に少しのハードルがあるというのも事実。特にINFPの側が、初めから異様に距離を詰めてくるESTPに疑念を抱きがちです。しかし付き合ううちにちゃんと考えており、ただのハイテンション馬鹿でないことに気づけます笑)
お互いが世間から見ると、別ベクトルでどこか変わっていると見られがちなINFPとESTP。
そこを互いに否定せずに認め合うことができるというのが、一緒に居てなんとも言えない居心地の良さを生み出してくれます。
基本的に飽き性で新しいもの好き
同じことの繰り返しが耐えられず、何かと新しい刺激を求めている点も大きく共通していると感じます。
どちらも好奇心がとても強いのが特徴。未知のものを体験することにワックワクするタイプです笑
ESTPの彼は、基本的に家の中で過ごしているだけでも満足できるINFPの僕を実際に外の世界に連れ出してくれるような存在でもあります。
そんな中でもお互いに興味関心を持つ対象が異なるというのも面白い点。
ESTPはとにかく派手で人がワイワイしているような賑やかなイベント、一方INFPは静かでおしゃれな雰囲気漂うスポットに惹かれるといったイメージでしょうか。
実際、彼に連れられてナイトクラブやディープな飲み屋街、KPOPやLDH系のライブに行ったり、僕が提案して大自然の景勝地や情緒ある街並み、小洒落たカフェやバーに行ったりなどなど。
そんなお互いに自分一人では知るよしもなかったであろう世界の情報を持ってきてくれるので、付き合っていて飽きがなく面白いんですよね。
こうしてお互いがお互いの世界を広げ合うことができる関係を築けているように感じます。
気の向くままに「自由」を愛する
基本的に何かに縛られることをとことん嫌がる性質も共通していると感じます。意味のない組織慣習なんかが大嫌い。
そしてお互いその時の気分に従って行動できる日常における「ゆとり」のようなものを大事にします。
これは一緒に旅行なんかに行くとよくわかります。
その日の予定などの細かいことはあまり決めず、基本的にその時の気分次第で行動します。
起きる時間は決めずに自然と気持ちよく目覚めた時から行動を開始するのが当たり前。最悪予定していた場所に行けなくてもいいのです。感情的に一番心地よい状態で旅行中の時間を過ごすのが一番大事なのだから。
旅行に行くからには分単位でスケジュールを組んで、それに従って少しでも満喫しようとする人もいますが、こうした人たちからすると我々の行動は到底理解することができないものでしょう。笑
良く言えば柔軟、悪く言えば行き当たりばったりなんですが、これがまたお互いとても心地が良いんですよね。
こちらが与えられる価値とは
そんな持ち前の明るさや外向性でこちらにたくさんのものを与えてくれるESTPですが、ただ一方的に与えるだけではいつか不満を持つのが人間というもの。
やはりINFPのこちら側からも提供できるものがあるというのも事実なんですよね。
一体彼らは我々のどのような点を面白く感じ、逆にどんな価値を彼らに与えることができるのか。
そこからはINFPの我々が持つ特徴や強みに気付かされることもしばしばです。
以下ではそんな「こちらが与えられるもの」について見ていきましょう。
内面を推し量る
ESTPの彼にとって、他者の気持ちを考慮した上で人に接しようとする僕の様子からは学びが多いようです。
人の内面を見透かそうとするようなINFP特有のものの見方が、新鮮で面白く感じられるのだとか。
自分の前にいる人の目に見える情報以上のものをあれこれ考えた上で、なるべく丁寧に相手と接するというのがINFPの性質の一つ。
(この性質が自分自身に向くことと持ち前の大雑把さが相まって高度な怒り制御スキルにもなるのですが、何かとケンカっ早い彼にはこれも学びになるよう笑)
一方でESTPは基本目の前の情報をとても重視して、ガンガンいくことができるタイプの人間です。
このギャップによりこちらのものの見方が、彼自身の普段の視点と異なる視点に映って面白く感じてくれます。
彼曰く、一緒に居て勉強になるらしいです笑
哲学的かつ将来を見据えた思考
自らの人生や世界について深く考え、その意義や今やるべきことを見出そうとせずにはいられないINFP。
こうした考えは良く言えば常識に囚われない、悪く言えばひねくれたものと捉えられてしまいがちです。
こうした「よくわからないもの」は毛嫌いする人が多い一方で、ESTPの彼はそれを受け入れた上で興味を持ってくれます。
それもこれも自分と違うものでも否定しない、ESTPの柔軟性があってこそでしょう。
またこちらの内省的な態度は、彼にも将来のことや自己理解を深めるためのきっかけになってくれるそうです。
今現在のことや外面的なことに強い関心を示すESTPの性質。
そんな中でINFPの独自なものの考え方は、彼らの普段抜けがちな所を補うことができると言えるかもしれません。
無駄に豊富な知識
いろんなことを知ることが好きな人間で、暇な時には基本何らかのインプットをしていることもあって、我ながらいろんなことについてのうっすらとした知識だけはあります。笑
これらを彼が話し疲れた時やふと訪れる沈黙の時にそれとなく話してみると、彼も好奇心旺盛なので興味津々で聞いてくれます。
そこでは彼の話していた内容をまとめた上でちょっと付け足したり、最近学んだ豆知識なんかを披露することが多いです。
こうする中で彼にとって自分の現状をまた違った視点で捉えたり、新しい世界を知るきっかけになっているのでしょう。
これも何らかのギブになっていると思われます。
感性と表現力
INFP持ち前の感性の高さも、彼らには価値に感じられるようです。
例えば一緒に服を見に行ったりすると、試着した時にこちらの反応を当てにしており、そこにはかなりの信頼を置いてくれているとわかります。
我ながらどうしたらおしゃれに見せることができるのかというのには、謎の自信があるので満更でもないです笑
あとは車内のDJを任されたりもします。考えてみると、たしかに自分はその場の雰囲気やいる人に合わせて、なんとなく音楽を選んだりするのが得意なことに気づかされます笑
また文章力や歌唱力などのなんだかふんわりとした捉えどころのないものを褒められることもしばしば。
彼がそうしたものを苦手としているというのもあるかもですが、やはりINFPにありがちな間接的な表現を得意とする点からは何か気づきがあるというのも事実なようです。
気負わせない懐の深さ
やはりこちらの相手を否定せずに受け入れようとする姿勢はにあちらにも魅力的に映るよう。
こちらもそう感じるのと同様に、ESTPの彼もありのままでいることができ、一緒にいてとても楽なんだとか。
(たしかに彼は着ぐるみ姿で街中にくり出したり、外国の空港で現地の人相手にダンスショーをおっ始めたりとまあ好き勝手にやるのですが、僕は後ろの方で微笑みながら見守っていることが多いです。法律や人の道に外れなければ基本何をしてもいいと思っているので笑)
多くの人と交流することを好む彼らも、実は相手に合わせて自らを変化させないといけないことには多少なりともエネルギーを使うようです。
その分我々INFPといる時は気を遣わないでよく、基本的に自分がやりたいように振る舞うことができるので楽なのでしょう。
やはりここにもお互いの他者に対する柔軟性がうまく機能してくれていると感じます。
まとめ
今回は、INFPの僕から見たESTPの特徴や凄いところや共通点について紹介してきました!
違う部分が多いからこそ、互いに学ぶことが多くプラスの影響を与え合える両者。
たまにあまりに違うので、人類はこうして互いの得意不得意を補い合いながら発展してきたんだろうなと考えたりもします笑
ESTPとINFPは一見正反対でありながら根が繋がっており、だからこそ互いが知らない世界について情報交換ができます。
(やることなすことがぶっ飛んでる奴と頭の中で考えていることがぶっ飛んでる奴同士なので、いい感じにバランスが取れるのでしょう笑)
個人的には、僕が大好きな映画や漫画アニメを薦めても全く興味を示さない事から、人間それぞれ違う趣味嗜好があって完全に分かりあうことはできない。
また初対面の人と話すのが苦手な僕は、彼が楽しいからと嬉々として誰彼構わず話しかける姿を見て、こんな人間と仮に営業や接客、マネジメントなんかで勝負したら勝てるはずがないと思わされたりもしました笑
逆に自分は一人で勝手にあれこれ深く考え、黙々と何かに取り組む方が自らの優位性を発揮できる。
ただしその際も最低限の対人能力や行動力を伴うことが大事でもある。
そんなことに気づかせてくれたのも彼だったりします。
(何かと考え込みがちでネガティブになりかけることも多い僕ですが、そんな時に彼の底抜けな明るさに元気をもらって救われているのも事実です)
そんな自分にはない側面を見せてくれることから、お互い自分自身を理解できたり高め合うことができるESTPとINFPは、まさに「理想のパートナー」と言うことができるのかもしれません。
この記事が、皆さんのESTPについての理解を深めたり、間接的にINFPの自らの強みについて知るきっかけとなれば幸いです!
【おまけ:おすすめ映画「最強のふたり」】
ESTPとINFPっぽい、正反対だけど相互利益な感じがよくわかります。ストーリーもとても良い作品なので暇な時にぜひ。