最近なにかと話題のデジタルデトックス。
一定期間や一日の定められた時間の間、デジタル機器やSNSから距離を取るというものです。
「聞いたことはあるけど、実際にやるとなると不便そうだからできていない…」
という方も多いのではないでしょうか。
しかしやってみると、あらゆる面で良いことがあってぜひとも習慣の一つに加えたいと思わせるような魅力がデジタルデトックスにはあります。
そこで今回は、僕自身が実際にデジタルデトックスをしてみて感じたことを紹介していきたいと思います!
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
それでは早速いきましょう!
デジタルデトックスをやってみた感想
「自分の人生」を生きている感覚を得られる
デジタル機器から距離を取ると、普段から私たちは必要以上に大量の情報に晒されていたことに気づかされます。
SNSなどから要らない他人の情報が入ってこないことは、「自分の人生」を生きることの大きな助けとなってくれるんですよね。
私たちは他人の情報を目にすると、自然と今の自分とそれとを比較してしまうものです。
そして必要以上の他者との比較は私たちに無意味な劣等感を抱かせ、「自ら」を見失わせます。
デジタルデトックスをすると、この状態を回避し、しっかりと自分に目を向けることができるようになります。
このことは日々の幸福感を高めてくれると強く感じました。
生産性アップ
デジタルデトックスをすると、スマホは自分の集中を大きく妨げる存在であったということにも気づかされます。
スマホが目に入るだけで「SNSをチェックしなくちゃ」とか「何かメールが来ていないかな」
などと、勝手に考えてしまうのが恐ろしいところ。
デジタル機器を遠ざけ、こうした無駄な誘惑や雑念を排除することで、作業や勉強への集中力が格段に高まり、生産性の向上が感じられました。
普段は丸一日かかっていた作業が、2−3時間で終わるなんてことがざらにあるのだから驚きです!
煩わしさからの解放
SNSで相手からの返信を待っている時には、何とも言えない焦燥感に襲われますよね。
一度返事が気になり出すと、返ってくるまで延々とくり返しでスマホをチェックしてしまったりするもの。
こうなると人間とスマホのどちらが「使っている」のかがわからなくなったりします笑
デジタル機器から距離をとると、そうした焦燥感から解放され、日々の中で感じるストレスが軽減したように感じられました。
スマホが常日頃から私たちに与えるストレスは計り知れません。
「いつもラインの返信が気になって仕方ない…」
という方に、デジタルデトックスはとてもおすすめです。
目の前に集中、没頭できる
僕自身スマホの通知が鳴ると、それが気になって目の前の趣味に没頭できないということがよくありました。
スマホが気になり出すと、目の前の本や映画などを見ていても内容が全然頭に入って来ないなんてことはよくありがち。
デジタル機器から距離をとると、こうした事態を防ぐことができ、より自分のやりたいことを楽しめているという実感を得ることができます。
何かを制限することで逆に何かに没頭することができるということを、デジタルデトックスから感じることができますよ。
睡眠の質の向上
寝る前のスマホの使用を避けることで、寝付きや起きた時のスッキリ感がかなり良くなりました。
寝る前にブルーライトを浴びるのは良くないというのはよく言われていることですが、このことを身をもって感じることができます。
やはりスマホが私たちの目に与える影響というものはなかなかに大きいものがあるようです。
「最近なかなか満足した睡眠が取れなくて…」
という方は、一度寝る前だけでもデジタル機器から距離を取ってみるのもおすすめです。
時間に余裕が生まれ、新しいことができる
デジタル機器から距離を取ることで、1日の中に「余白」ができるように感じました。
それだけスマホは私たちの時間を知らないうちに奪っているということを痛感させられます。
やはりTwitterやインスタ、YouTubeは恐ろしいです…
「余白」ができると、自然と今までは関心もなかった新しいことに目が向くようになります。
僕の場合は散歩やヨガなどの運動、韓国語やイタリア語などの外国語学習といったものを新しく始めるきっかけになってくれました笑
毎日が同じことの繰り返しに感じられて、何となくつまらないと感じている方は、
思い切ってデジタルデトックスをしてみると、自分にとって新しい世界を見つけるいい機会になってくれるかもしれません。
デジタルデトックスの具体的なやり方
ここまではデジタルデトックスによるメリットを見てきました。
以下からは実際にそれを行うためのおすすめの方法を紹介していきたいと思います。
基本的に人は意志の力だけではどうしようもないので、システムの力を使うのがとても大事になります。
それでは早速みていきましょう。
⒈ SNSを毎回ログアウトする
人間の行動の約7割は無意識で行われているとも言いますが「SNSを見る」という行為もこれに当てはまります。
なんとなくスマホを開くと、いつの間にかLINEやTwitter、Instagramなどを見てしまっていた、という経験は誰しもありますよね…
それだけ我々の無意識の習慣というものは強力です。
この知らず知らずのうちにSNSを開くことを防ぐのに有効なのが「毎回ログアウトする」ことなんです。
SNSをログアウトすると、次に使う時にIDとパスワードを入力しなければならないのですが、この「ひと手間」が非常に大きな意味を持ちます。
人間は少しでも面倒くささを感じると、目の前の行動を続けたくなくなります。
するとあら不思議、いつも無意思に見ていたSNSと自然と距離を取ることができるようになるんですね。
このログアウトというひと手間を意図的に作ることが効果絶大です!
疑わしいと思う方はぜひ一度やってみていただきたいです。人間の性質を肌で感じることができますよ笑
⒉ ホーム画面にアプリを少なくする
同じくあえて「ひと手間」を作るという観点から有効なのが「ホーム画面のアプリを減らすこと」です。
ホーム画面にSNSやYouTube、TikTokなどがあると無意識のうちに開いて、知らずのうちに長い時間をそれらに費やしてしまいます。
そこでこれらのアプリをあらかじめホーム画面から削除しておくことで、開くのに「設定」から「アプリ」を開く必要が生じます。
繰り返しになりますが、この「ひと手間」が無意識にスマホに熱中することを防ぐのには有効です。
ちょっとした面倒くささを自分であえて作ることでスマホから距離をとっていきましょう!
⒊ 通知は全てOFFにする
いくらスマホを触らないと固く誓っていても、その決意を簡単に揺るがしてくるものがあります。
それが「通知」
スマホのホーム画面に「ピコーン」と出てくるあいつには、僕たちを狂わす魔力のようなものがあると考えてください笑
そして通知は私たちの注意を引き付けるだけでなく、集中力を根こそぎ奪っていくという恐ろしい性質も持ち合わせています。
しかも私たちの集中は一度途切れると、また集中し直すのに最低でも20分はかかると言われています。
目の前にやるべきことがある時に、通知ごときに集中を妨げられてはかないません。
そこで「通知を全てOFFにする」というのが、この諸悪を防ぐのにおすすめ!
「設定」の「通知」のところからこれは設定することができるので、今すぐにやってしまうのがおすすめです。
NO MORE 通知による集中阻害!
⒋ 時間管理アプリを使う
デジタルデトックスに限らず何か達成したいことがある時に、自分の一日の時間の使い方を逐一記録して、一目でわかるようにすることがその達成を助けてくれます。
記録を取るようになると自然と見栄を張って良いものを残しておきたいと考えるのが、人間の面白いところ。
少し昔に食べた物を記録するレコーディングダイエットが流行りましたよね。これも人間のこの心理を利用したものです。
この性質を利用し、デジタル機器を使うたびに「何の用途で何分使ったのか」をアプリに記録していくことで、自然とデジタル機器の使用を少なくすることができます。
これも初見ではなかなか信じがたいかもしれません。
そういう方はぜひ一度試しにやってみていただきたいです。その効果の大きさを体感できること間違いなしです。
⒌ 使う時間を決める
スマホを使う時間、SNSやメールをチェックする時間をあらかじめ決めてしまうことも有効です。
作業中や勉強中はスマホの電源を切っておき、それらが終わった時や決めておいた時間になった時にだけスマホの電源を入れ、チェックするようにする。
シンプルですが、この方法もやはり効果的。
LINEやメールなどのメッセージはすぐに返さなくても意外とどうにかなる、なんて気づきも得ることができます。
受動的にスマホを使うのではなく、自分が使うと決めた時にこちらから能動的にスマホを使うことを意識することで、スマホとの適切な距離感を徐々に身に付けることができるようになります!
⒍ スクリーンタイムを設定する
これは少し強制的な手段ですが、それだけに有効。
スマホの「設定」から「スクリーンタイム」という所から設定することができます。
簡単に言うと、スマホが使えない時間を強制的に作り出すことができるのが、スクリーンタイムです。
時間を設定することで、その時間中のスマホの利用が制限されるようになります。
当たり前ですが、使えなければ使用時間は自ずと少なくなります。
「どうしてもスマホを見るのがやめられない…」という方におすすめの方法です。
スマホ全部が使えないのは不便という方は、予め決めたアプリの使用だけ制限することもできるので、自分でカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。
⒎ スマホに触れない1日を作る
「今日はスマホは使わない!」とあらかじめ決めておき、何か別のことに集中する1日を作ってみるのもありです。
スマホから距離を取り、読書や運動をしたり温泉やサウナに行ってみることで、デジタルと離れた時間を作ることは、いろいろな気づきを与えてくれます。
「普段はスマホばっかり見ていたんだな」
「スマホが無くても楽しい時間を過ごすことができるんだな」
と思うことができれば、日々の時間の過ごし方の選択肢を増やしてくれるでしょう。
おすすめツール
このような機会を作るのに、役立ってくれるのが鍵付きのスマホケースです。
時間を設定しておくことで、その時間までケースを開けることができなくなり、強制的にスマホに触れなくなります。「スクリーンタイム」の強化版ですね。
ローランドさんや三代目の今市隆二さんなどの有名人たちもこのようなスマホケースを使って、デジタルデトックスを実践しているようです。
「自分にストイックに、やるんなら徹底的にだ…」という方におすすめの方法です。
強制力があるだけに効果抜群です。笑
まとめ
今回は、実際にデジタルデトックスをしてみて感じたことを紹介してきました!
便利であるがゆえに、その中毒性や危険性にまで頭が回らないのがスマホなどのデジタル機器です。
そんなデジタル機器から距離をとるデジタルデトックスは、私たちの日常に新たな刺激を与えてくれ、自らを振り返るための良い機会になってくれます。
僕自身も実際にやってみていろいろな気づきや恩恵を得ることができたので、これからも定期的に続けていきたいと思います。
この記事が、皆さんのデジタルデトックスを実践してみる際の1つの参考となれば幸いです!