【”日本人”だから観て面白い】邦画のおすすめ作品を名作から中心にご紹介!

映画

映画の一つのジャンルとして確かな存在感がある「邦画」

基本は外国映画だけという方も、たまにふと観たくなる時があるのではないでしょうか。

ハリウッド映画のような派手さはないものの、邦画には登場人物の心理を丁寧に描くことや独特でおしゃれな世界観、日本伝統の「美」を感じられるものなど様々です。

日本社会の描写などは、私たちが見るからこそ深く味わうことができ、観る価値があるとも言えます。

今回は、そんな邦画の中からおすすめの作品を名作から中心に紹介していきたいと思います。

それでは早速いきましょう!

【名作】邦画のおすすめ作品

七人の侍

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日本が誇る巨匠黒澤明の代表作「七人の侍」

古代日本を舞台に、貧しい村を襲う盗賊から村人たちを守るため、7人の侍たちが集結して戦う様子が描かれます。

ストーリーは緻密に練り上げられ、戦闘シーンも迫力があり、現代にも多大な影響を与えた作品です。

そのクオリティの高さは圧巻です。

黒澤監督は名作揃いですが、個人的には「羅生門」もおすすめ。

東京物語

小津安二郎監督の代表作「東京物語」

家族のあり方について考えさせられる邦画の名作です。

この作品では特に子供たちと親の間の感情的なすれ違いや、家族の絆が希薄になる現代社会が描かれます。

独特のカットやゆっくりと穏やかな雰囲気で作品が進む中に、最後にはガツンと殴られるような衝撃を味わえます。

観た後は、自分の家族について思いを馳せること間違いなしです。

楢山節考

今村昌平監督の代表作 でパルム・ドールも受賞している「楢山節考」

節季ごとに高齢者を山に運び、自然に任せるという古老たちの風習を中心に据えて、日本の山村の様子が描かれます。

この映画は日本の文化や伝統に対する洞察を提供すると同時に、家族や社会とのつながりに焦点を当てています。

そんな中でも心を抉ってくるような、母の家族を思う姿は必見です。

東京オリンピック

大会の舞台裏や出場選手たちの努力を描いたドキュメンタリー映画「東京オリンピック」

1965年の公開後、2001年まで実に36年間にわたり国内公開作歴代観客動員数1位に輝き続けました。

103台のカメラで選手の表情や動作を追い、競技の勝負よりも選手の姿に焦点を当てられながら進みます。

「純然たる記録であって、しかも単なる記録に止めてはならない」

という言葉の通り、記録映画でありながら映像としての美を追求した作品。

そこからはオリンピックは平和や国境を超えた友好など、人類の持っている夢のあらわれであるということを再認識させられます。

雨月物語

溝口健二監督の代表作「雨月物語」

上田秋成の同名説話集を映画化した作品です。

人間の欲望や執着、そして因果応報が深く掘り下げられるのが印象的。特に女性の苦悩と強さが印象的に描かれています。

また溝口作品の特徴である流れるような移動撮影や構図の美しさが際立っているのも特徴的。

日本の伝統的な美を体感できるような作品です。

HANA-BI

北野武監督の代表作「HANA-BI」

元刑事で画家でもある男性が、妻の病気と自身の借金に悩みながらも、友情や人間関係に焦点を当てた犯罪ドラマです。

あえて多くを語らない独自の演出スタイルと独特なストーリーテリングが特徴的。

印象的なラストシーンは、鑑賞後も記憶に深く刻まれること間違いなしです。

万引き家族

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した是枝監督の代表作「万引き家族」

国外で評価されたのも頷ける、貧困や格差など社会的なメッセージ性が強い作品です。

映画自体もゆっくりながらも丁寧に作られているのが感じられ、俳優陣の演技力の高さにも驚かれます。

こちらも今を生きる日本人なら観ておいて損はない作品です。

シン・ゴジラ

「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が、名作「ゴジラ」をリメイクした作品。

怪獣映画としてCGを駆使した迫力のある映像も凄いですが、「ゴジラ」という緊急事態に対した時の日本の在り方を描いている点が秀逸です。

柔軟性に欠ける官僚制や憲法の解釈における議論、他国主導の外交に内在する核問題など、日本の現状が痛烈に描かれています。

こちらも今の日本を考える上で観ておいて損はない作品です。

日日是好日

「茶道」がテーマであり、日常の捉え方を変えてくれるような力を持つような作品。

その映像からは、日本の美意識や伝統的な価値観を存分に感じることができます。

「日日是好日」の本当の意味を知った時、この作品を観る前の自分とは違う自分がいることに気づくことができること間違いなしです。

それでもボクはやってない

日本の「裁判」というものについて、とてもよく知ることができる作品「それでもボクはやってない」

法学部の教授も認めるほどにリアルな描写が印象的です。

終始いやーな気持ちになりますが、それも作り手の思う壺なのかもしれません。

ラストの結末もそんな日本裁判におけるリアルがそのまま映し出されたようなものになっているので、気になる方はぜひ。

CURE

日本映画史に残る傑作サイコスリラー「CURE」

人間の闇や本能的な欲求、暴力や狂気の描写が描かれており、緊張感に満ちた作品となっています。

その様子はまさに戦慄。

鑑賞する際は、心の準備をして観ましょう笑

ドライブ・マイ・カー

アカデミー賞作品賞にもノミネートされた近年最も注目された邦画「ドライブ・マイ・カー」

村上春樹さん原作小説に監督のアレンジが加えられ、芸術的な作りになっています。

派手さはないものの、丁寧に登場人物の心理が描かれる日本映画のお手本とも言える点が見事。

最後にはどこか救われたような気持ちにあることができる作品です。

ゴジラ-1.0

アカデミー賞で邦画史上初の視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0

戦後直後の日本を舞台に、特攻で生き残った男がゴジラに立ち向かう様子が描かれます。

戦後の混乱と復興、そして新たな脅威に対する人々の勇気と団結する様子が印象的。

どこか希望を感じさせてくれるようなラストにも注目です。

まとめ

今回は、邦画のおすすめ作品を紹介してきました!

邦画には邦画の良さというものが間違いなくあります。

やはり同じ日本人だからこそ直感的に理解できる感情だったり、作中に出てくる身近な日本社会の実情のようなものが余計に刺さってくるのかもしれません。

基本は外国映画しか観ないという方も、たまの機会に見ると新たな刺激がもらえたりもするのでおすすめです。

この記事が、皆さんが良い映画作品と出会うきっかけとなれば幸いです!

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自然が多い田舎で日々文章を書いて暮らすデカい男(Z世代)

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