「小説を読みたいけど、どの作品を読めばいいのかわからない」
と悩む方は意外と多いのではないでしょうか。
小説といえど、この世には星の数ほどの作品が存在しています。
「その中からどんな一冊を読めばいいのか」
なんて考えてしまうと、実際に手に取るのが億劫になってしまいますよね…
僕自身も今では作品選びにあまり苦労することはないのですが、昔は何を読んだらいいのか悩んでばかりでした笑
しかし読書が習慣になってからは自分なりの作品の選び方ができてきて、スムーズに今読みたい、読むべき作品を選ぶことができるように。
そこで今回は、そんな僕のおすすめの小説の選び方7つを紹介していきたいと思います!
- 今どんな小説を読めばいいか悩んでいる
- 作品選びの新しい基準を見つけたい
そんな方にぜひチェックしていただきたい内容です。
それでは早速いきましょう!
小説の選び方と見つけ方7つ
「名作」から選ぶ
時代や場所を超えて長い間読み続けられている作品には、やはりそれだけの面白さや価値が含まれていることが多いです。
そうした作品たちからは、どこか哲学的で人間の本質のようなものを感じられることも少なくありません。
当時の文化や風習に触れることができ、タイムスリップしたような体験をすることができるのもまた魅力的。
日本の名作文学はもちろん、海外の文学にも触れてみることで、小説の真の面白さや新たな世界観に出会うことができますよ。
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「受賞作」から選ぶ
何か賞を受賞したということは、少なくとも誰かしらがその作品の魅力を認めたということの証。
そのため何かしらの受賞作を実際に読んでみる価値は大いにあると言えます。
「自分にとっては微妙…」
ということもあるかもしれませんが、それもまた自分の好みや世間の評価とのズレを知るための良い機会です笑
有名なところだと「本屋大賞」や「直木賞」に「芥川賞」などでしょうか。
各賞で作品の毛色が異なりますが、これらの受賞作から選んでみるのもおすすめです。面白いの
「作者」で選ぶ
お気に入りの作者が既にいるという方は、その作者の別作品を読んでみるのも王道ですが効果的。
小説というのは作者が生み出す世界観とも言うことができます。
つまりその作者の作品を一つでも面白いと感じたら、その作者の考えや価値観を面白いと感じているようなもの。
そのため他の作品を読んでみても同様に面白いと感じられることが多いです。
また「文体」にもその人の特徴は色濃く現れます。
これが自分に合うか合わないかというのは、作品を読んでいく上でとても大事。
これら作者の世界観と文体を踏まえた上で、読む作品を選んでみるのもありです。
好きな人の「おすすめ」から選ぶ
お気に入りのアーティストや芸能人など、自分が「好きな人」がおすすめする作品を読んでみるのもおすすめ。
人は自分と同じような一面がある人のことを無意識に好きになるのだとか。
つまり自分が好きだと思う人は、自分の一部を投影した存在であると考えることもできます。
その人がおすすめする作品は、やはり自分にとっても面白く感じられることが多いです。
好きな人の内面を構築するものに触れることができるというのも魅力的。
そして面白い作品に出会える確率も高いので、こちらもぜひ一度試してみていただければと思います!
知りたい世界や気になるジャンルで選ぶ
小説の魅力の一つに、世の中のあらゆることを物語を通じて触れられるというのがありますよね。
その時に興味があることや知りたいと思っていることに基づいて読む小説を選んでみる。
これによりその作品をより面白く感じることができると同時に、気になっていることに関する知識を得ることもできます。
実用的な本でそうした内容を吸収するという手ももちろんありますが、小説ではまた違った角度からインプットすることが可能です。
またビジネス書のような固い文章があまり得意でないという方も、小説の物語を通じてなら難なく読めるということもありますよね。
このようにインプットの一つの手段として小説作品を利用するのもおすすめです。
季節や自分の今の状況から選ぶ
自分が今置かれている外的要因から読む作品を選んでみるのも一つの手。
その時々にマッチした作品を読むことで、内容や空気感をより一層感じることができます。
誰しもその時々置かれた状況にぴったりの作品があるというのは、紛れもない事実であるような気がします。
それは季節であったり、自分が今直面している事態(新生活を控えている、失恋したばかりで落ち込んでいる)などなど。
季節に合った作品を読むことでその世界観をより味わえたり、状況に合った作品を読むことでこれからの予習にもなってくれたりするのでおすすめです。
「直感」で選ぶ
急に胡散臭い感じもしますが、人の直感というものは案外バカにならないものです。
一説には「直感の7割は正しい」なんて言われたりもします。
作品のタイトルや表紙が気になったり、その作品をどことなく何度も目にすることなどなど。
なんとなく「面白そう」「読んでみたい」とビビッと来た作品はチェックしておいて、後で実際に読んでみたら「やっぱり面白い!」なんてことは本当によくあります笑
結局読書は読む人それぞれによって感じ方も楽しみ方も違ってくるものです。
読書のそんな偶発性や運命性のようなものを感じることができるので、ある種のロマンチックを求める方にこの方法はとてもおすすめです!笑
まとめ
今回は小説の選び方、見つけ方でおすすめの7つを紹介させていただきました!
唯一絶対の方法がないというのが小説作品を選ぶ上での難しさでもあり、面白さでもありますよね。
「読書は旅のようなもの」
なんて言われたりもしますが、まさにこの表現が正しいのではないかと思います。
そんな中で、自分にとって最高の一冊に出会えた時の喜びはとてつもないものがあるというのもまた事実。
今回紹介した方法で気にいったものを実際に試してみて、皆さんがそんな一冊に出会えるきっかけとなればと思います。
この記事が、皆さんのより良い読書ライフを送る上での一つの参考になれば幸いです!