「一度行くと人生観が変わる」
なんてよく言われているのがインドという国ですよね。
日本とは文化や風習、土地柄や人間性などが圧倒的に違うことから、こうしたことが叫ばれているのではないかと思います。
そんなインド、どうせなら人生で一回は行ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
僕自身学生時代にインドに行ってみた経験があるのですが、たしかに人生においてかなり大きなインパクトがある体験でした。
そこで今回は、実際に僕がインドに行ってみて気づいたことや感じたことを紹介していきたいと思います!
インドについて気になっているという方にぜひチェックしていただきたい内容です。
それでは早速いきましょう!
【人生観が変わる?】インドに行ってみた感想
カオス…!!
とにかく何もかもがゴチャゴチャしているというのが、インドでまず一番に感じたこと。
道路はまさに混沌カオス…
交通ルールなんて概念は存在せずに、車やバイクが所狭しと立ち並び、クラクションがそこいらで鳴り響いています。
これは日本という土地では考えられない点でありました。
そんな中では自分から積極的に行かないとまず道は開きません。待っていても置いてきぼりにされるのが関の山といった感じ。
こうした自ら前に出て主張していかないと何にもならないという点も、後述するインド人の物怖じせずにグイグイくる気質や性格を形作っているのではないかと強く感じました。
また牛や犬などの動物たちも町のそこら中にいます。
インドでメジャーな宗教であるヒンドゥー教で、牛は「神聖な動物」ということもあって粗末に扱ってはいけない存在なんだとか。
犬に関してはよくわかりませんが、噛まれると狂犬病になるらしいので、細心の注意を払ってビクビクしていました笑
混沌の中にあった発見
ちゃんとした住居を持たずに布を屋根代わりに張ってそこに寝泊まりしている、いわゆる「スラム」と言われるような場所で暮らしている人たちがいるのも驚きでした。
そんな辛く苦しそうな環境の中でも、小さい子供から大人までそこで生きる人たちが活気に溢れて楽しそうにしているのがとても印象的だったのを覚えています。
ここからは「幸せ」というものについて、嫌が応でも考えさせられました。
「日本」という世界的に見るとかなり恵まれた環境で生きているにも関わらず、将来のことや周りとの競争に追われて日々を楽しめていない自分。
そんな現状と向き合った上で、今一度しっかりと目の前のことに集中して「今」を生きる必要があるのではないか。
このような思考と実際に現地で目にした事実から、日本で培われた価値観が音を立てて崩れ落ちていくような感覚に襲われました。
めちゃくちゃ人懐っこいインド人
あるあるかもしれませんが、インドを歩いていると、とにかく人が寄ってきます笑
それは露店やバイクのキャッチ(これらは基本ぼったくりなので移動はUberがおすすめ)であったり、物乞いをしてくる子供たちなどなど。
もちろん僕はあちらからしたら外国人なので、物珍しいというのはあるかもしれません。
しかしそれ以上に物怖じせずにどんどん知らない人に寄っていく天性の人懐っこさのようなものを強く感じました。
僕は一人で落ち着いて過ごすのが好きなタイプなので正直これは結構きつかったです笑
「おれに構わないでそっとしておいてくれ!」
と心の中で何度思ったかわかりません笑
インドはどこでも基本こんな感じなので、騒々しいのが苦手という人にはかなりキツいかもしれません…
衛生状態の違い
これも基本インドのどこにでも言えることなんですが、異様な臭いがそこらじゅうで漂っています。
それもそのはず。
道端に大量のゴミや牛のフンなどが落ちているので、鼻を刺すようなキツい匂いが至る所でするんですね。(常に生ゴミ置き場にいるような感じです)
そのためよく注意して歩かないと、すぐにこれらを踏むことになります…
そう考えると日本は恵まれているんだなあと思ったりもしました。
自分たちが思う「当たり前」は、あくまで日本のコミュニティ内におけるものであって、一度その外に出ると、自分の「当たり前」が全く通用しないということを実感することができました。
これが海外旅行の一つの醍醐味であったりしますよね。
「死」との距離感に驚く
これは僕自身とても驚いたことなんですが、インドでは「死」がとても身近なものなんです。
というのもインドでは「死」は忌み嫌うべきものではなく、むしろ喜ばしいものと考えられているのだとか。
実際ヴァラナシでは火葬があちこちで取り行われています。
そのため死体がその辺の道を次々に運ばれていくという、日本ではまず見られない光景を何度も目の当たりにすることができます。
火葬されて灰になった死体は、近くを流れるガンジス川に流されます。
日本的な価値観では「倫理的に大丈夫か?」となってしまいますが、インドではこれがとても神聖なことであるとされています。
こうすることで、死者の魂が本来あるべき場所に帰っていくと考えられているんですね。
このようにヴァラナシでは死が間近にあることで、逆説的に「自分が生きている」という事実をずっしりと感じることができました。
こうした体験は、インドならではのものだったので「行ってよかったなあ」と強く感じる点の一つです。
おまけ:カレーがうまい!
やはり本場インドのカレーは美味しかったです。
スパイスの感じが日本ではなかなかお目にかかれないものなんですよね。ピリッとした辛さに加えて香りもとても良く、まさに「本格的」の一言。
僕自身インドでは全食カレーでしたが、特に飽きることなく美味しく食べ続けることができたのも、この本場のカレーの美味しさのおかげかもしれません。
もしかしたらインドではカレーは手で食べるというイメージがある方もいるかもしれませんが、普通にスプーンが置いてあるので心配なしです笑
町の至るところにあるチャイとラッシーもインドならではの美味しさ。かつとても簡単に飲むことができるのでお試しあれ!
タージマハルはやばい…
ここは「人生で一度は行くべき」と胸を張って言うことができるような場所でした。
テレビや写真で誰しも一度は見たことがあるであろう「タージマハル」
実際に生で見てみると、めちゃくちゃ綺麗でその凄さは想像を軽く超えてきます。
「荘厳さ」とも形容すべき独特の雰囲気が溢れているんですよね…
この素晴らしさは言葉ではどうしても伝えきれないものがあります。
写真や映像では決して感じることができない何か。
そんなものをありありと味わうことができるので、インドを訪れる際はタージマハルにぜひ一度訪れていただければと思います!
まとめ
今回は、実際にインドに行ってみて気づいたことや感じたことを紹介させていただきました!
人種や国民性、文化や風習に宗教観に至るまで、日本とは何から何まで大きく違うインド。
「インドは人を選ぶ」ともよく言われますが、その意味をよくよく思い知ったような気がしています。
あの騒々しい感じが堪らなく好きという人がいる一方で、気持ちが落ち着く暇がなくどうしようもない居心地の悪さのようなものを感じる人もいるというのが事実です。
僕は圧倒的に後者でした笑
それでもこうした異国での体験が、何かをもたらしてくれるような良い人生経験になることは間違いなし。
気になるという方は「やらない後悔よりもやる後悔」ということで一度行ってみることをおすすめします!
この記事が、皆さんがインドについて少しでも知る機会となり、何かの参考となれば幸いです!