「SF」とは「サイエンス・フィクション」の略で、科学的な考察がなされた設定の上に物語が進んでいく作品のことを指します。
しかし実際その定義は曖昧なので、とかく宇宙や近未来を感じられるような現実離れしたものをそう言うのでしょう。笑
そんなSF作品の魅力は科学的な考察や圧倒的な非日常的な世界を体感できること。
画面の前にいながら、今いる場所とは全く異なる時間を過ごすことができ「ぶっ飛んだ」体験ができるのが魅力的です。
個人的にも特に好きな映画のジャンルです。
そこで今回は、そんなSF映画の中から個人的におすすめな作品15選を紹介していきたいと思います!
科学的な要素が多い本格系とひたすらに壮大で面白いエンタメ系に分けてみました。
それでは早速いきましょう!
おすすめの名作SF映画15選
本格系
2001年宇宙の旅
スタンリー・キューブリック監督の作品で、SF映画の金字塔の一つ「2001年宇宙の旅」
50年前の作品とは思えないほどの美しい映像がとても印象的です。
ストーリーや設定が斬新であり、正直ラスト30分は理解するのがとっても困難です笑
「よくわからんけどすげえ…」
という体験をしたい方におすすめの作品。
この作品を見て「芸術的宇宙旅行」へ出かけましょう!
ブレードランナー
SF映画の金字塔的傑作「ブレードランナー」
40年以上も前とは思えない美しい映像で、そう遠くはない近未来の世界観が描かれます。
静かで落ち着いた独特の雰囲気でその世界観が表されており、観ているだけでワクワクすることができます。
そしてストーリーは人間に仇なすアンドロイドを捕獲していくというものなのですが、その中で両者の違いや共通点から、
「“人間”を“人間”たらしめるものとは一体何なのか」
といった哲学的な問題についても考えさせられます。
後世の作品に多大な影響を与えたと言われるまさに傑作です。
メッセージ
「あなたの人生の物語」というSF小説を映画化した作品。
相手について何もわからない状態から、宇宙人との意思疎通を図ろうと葛藤する主人公の様子がとても印象的です。
登場する宇宙人の姿も我々人間とは全く異なるものとして描かれており「未知との遭遇」を体験したような気分にもなれます。
時系列の複雑さや専門用語が多いことで正直理解するのがちょっと難しいですが、そのスケールの大きさと作り込まれた脚本に驚かされること間違いなしの作品。
これぞ「SF」といった面白さをぜひ…
ゼロ・グラビティ
宇宙空間にたった一人取り残された宇宙飛行士の様子を描いたSF映画の傑作「ゼロ・グラビティ」
大気圏での圧倒的な孤独と極限状態でのスリルを一緒に味わえるようなストーリーになっています。
また基本的に宇宙空間での様子が描かれるのですが、その宇宙の映像美が凄まじいんですよね…
他のものと比べてもより一層「宇宙」を感じられるような作品です。
DUNE/ 砂の惑星
とにかく「SF」を感じることができるような作品「砂の惑星」
広大で圧倒的な砂漠の映像がとても印象的。
全く違う世界に迷い込んだような体験をすることができるんですよね。
普通では考えられないような技術や建築にサンドワームという異世界生物のリアルな描写は必見。
おすすめです。
エイリアン
SFホラー映像の金字塔「エイリアン」
エイリアンの描写が非常にグロテスクで、一度見ると頭から離れなくなるようなものになっているのが印象的。
「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」
というキャッチコピーの通り、圧倒的絶望感を感じられます。
続編の「エイリアン2」もまた違ったベクトルでめちゃくちゃ面白いのでぜひ…
マトリックス
誰しもタイトルは一度は聞いたことがあるはず。
それくらい有名な本作ですが、ただのアクション映画ではありません。
AIが発達しすぎた未来を舞台に、AIと人間の戦いが描かれています。
AIについてはシンギュラリティは永遠に来ないなどの議論もありますが、AIとの共存を図る姿勢は必要不可欠でしょう。
そんなこれからの世界を考える上でも観ておいて損はない作品です。
惑星ソラリス
アンドレイ・タルコフスキーのSF映画の傑作「惑星ソラリス」
未知の惑星ソラリスを舞台に、人間の心の闇や孤独、記憶との葛藤が織りなされます。
哲学的な深さと映像美が見事に融合したこの作品からは、魂の深部に触れる旅へと誘われること間違いなし。
「幻想的かつ内省的」
という、タルコフスキーを感じるのにぴったりの作品です。
これにハマったら「ストーカー」もぜひ。
エンタメ系
スター・ウォーズ
ジョージ・ルーカスによって創造されたSF映画シリーズであり、世界中で愛されているエピックスペースオペラ「スター・ウォーズ」
その魅力は、宇宙の壮大な冒険、力と闇の永遠の戦い、多彩なキャラクター、そして独特の宇宙船や惑星のデザインにあります。
またジェダイやシス、フォースといった独自の宗教的な要素もシリーズ全体の重要な要素です。
「The エンタメSF」を存分に味わうことができます。
ターミネーター
ジェームズ・キャメロン監督の代表作「ターミネーター」
未来から送り込まれた人類の敵であるサイボーグ兵器から逃れるために戦うというストーリー。
ターミネーターシリーズは未来と現在が交錯するタイムトラベルの要素や、AIが支配する未来の世界、人類の運命に関する哲学的なテーマなどを探求しています。
続編の「ターミネーター2」も人気のあるSFアクション映画としてとても評価が高い作品なので、そちらも必見です。
インセプション
クリストファー・ノーラン監督の代表作「インセプション」
言ってしまえば「夢」を舞台にしたSFアクションなのですが、その複雑な世界観は他の作品と比べてもずば抜けたものがあります。
夢の中なので基本なんでもありなのがこの作品の特徴。
そこに「夢の中の夢」という概念が登場し、それが繰り返されることで頭が混乱しまくります笑
観ていてグングンその世界観に引き込まれていくこと間違いなし!
「夢」だからこそ成り立つ、圧倒されるような映像美もこの作品の大きな魅力の一つです。
五次元を映像化した「インターステラー」や逆光体験ができる「TENET」も必見です。
アバター
今なお興行収入世界一位の座に君臨する「アバター」
テクノロジーが発達した未来において、自らの意志を文字通りアバターに宿して地球外惑星を訪れる様子が描かれます。
その中で異民族との交流や異文化との向き合い方や共存についても考えさせられるような作品。
また魅力の一つが息を呑むような圧倒的映像美も必見です。
猿の惑星
時代を超えて愛されるSF映画の名作「猿の惑星」
原作はフランスの作家ピエール・ブールが書いた同名小説です。
物語は宇宙船のクルーが未知の惑星に不時着し、そこで猿たちが支配者として現れるという設定で展開されます。
主要な要素として、人間と猿との対立や共存、文明の衰退と再興などが描かれます。
そのプロットの作り方でも、なお現在の作品に影響を与えている名作です。
ジュラシック・パーク
バイオテクノロジーで古代の生物が生き返った世界観におけるアドベンチャー映画。
その魅力はなんと言ってもリアルな恐竜のCG。
かなり昔の作品ですが今観てもなお凄さを感じられるようなクオリティです。
そんなハラハラドキドキの恐竜とのひと時から非日常を感じられること間違いなし!
第9地区
突如アフリカに降り立った「エビ」と言われるエイリアンとのやりとりが描かれた作品。
このエイリアンの描写がものすごくリアルというか奇妙で、見ていて少し気分が悪くなってしまうほど。
そんな中でも彼らとの関係の中から、今なお深く残る人種差別についても考えさせられます。
怖いもの見たさがあるという方におすすめの作品です。
まとめ
今回は、SF映画のおすすめ作品15選を紹介してきました!
普段生きている世界とは大きくかけ離れた世界に触れられるのが、SF作品の大きな魅力の一つ。
他だと「バックトゥザ・フューチャー」や「コンタクト」「インディペンデンス・デイ」「エクス・マキナ」などもおすすめ。
たまにいつもの生活から抜け出したくなった時なんかに、今回紹介した作品を観て「非日常」を感じていただければと思います!
この記事が、皆さんが良いSF映画と出会う一つのきっかけとなれば幸いです!